やる夫さんの恐怖事例
2年前にドコモショップでスマホを買った「やる夫さん」(仮称)はこの春に始まった格安プランに魅力を感じ、乗り換えることにした。
彼が選んだのは、手頃な値段で1日データ使い放題オプションが使えるpovoだ。
auと同等の品質で使えるということなので、郊外に出かけてもエリアの心配は無いだろう。
手持ちのスマホには「SIMロック」が掛かっていて、これを解除しないと他社では使えない事は知っていたので解除しておいた。
「これでどこの会社のSIMでも使えるぞ!」
サクッとpovoに申し込んで届いたSIMカードを差し替える。
設定に少し手間取ったが、何とかネットには繋がった。
「切り替え出来たぜぇ~」と友達に電話をかけようとしてみたが、電話が使えない。 おかしい。
通話試験をしてなかったのを思い出して111番に掛けてみたが、何も音が鳴らずすぐに切れるだけ…
「なんだよこれ!!」 まぁチャットアプリで音声通話すればなんとかなるし、食事の約束の時間が迫っていたのでとりあえず出かけることにした。
待ち合わせの駅ビルに着いたが友人が見当たらない。
エレベーターに乗り連絡しようと思ったやる夫は眼を疑った。 スマホに”圏外”の表示が…
「さっきまで繋がってたのに何でだ!?」焦っているところに友人が現れた。
友人も最近auからpovoに切り替えたと言っていたので、圏外になっているか?と尋ねたが彼のスマホはキッチリ電波を掴んでいるという。
不安が募るやる夫だったが、通信会社の仕組んだ罠にはまだ気付いていないのであった…
店員は教えてくれない! 通信会社が仕組んだ罠とは?
最近SIMロックが原則禁止になると報道されているのを見て、手持ちのスマホでも簡単に他社で使えるようになると思っている方が少なからずいらっしゃるかもしれません。
povoの申し込み時の注意事項には「SIMフリースマホをご用意ください」とあり、やる夫さんもSIMロックを解除してSIMフリースマホを用意したつもりでした。
「SIMロック解除済スマホ」と「SIMフリースマホ」は必ずしも同じであるとは言えません。
他社ではロクに使い物にならなくさせる「2つの罠」が潜むスマホがたくさんあるのです。
その罠とは…?
思ったより長くなったので、解説編・実践編は次回以降にしますね。
ではまた~
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